オリーブの葉で作られるオリーブ茶は地中海沿岸諸国では古くから飲用されてきたハーブティーです。
葉には実よりも栄養が豊富とされているんですよね。
期待できる効果・効能はたくさんありますが、その一つが便秘の解消です。
オリーブ油も便秘解消に役立ちますが、摂りにくいという人にはお茶がおすすめ。
普段飲むお茶をオリーブ茶にするだけでいいのですから楽ですよね。
オリーブ茶の他の効果、副作用、飲み方までご紹介していますので、じっくりお読みください。
便秘解消に即効性を求める人は管理人おすすめの便秘茶をご覧ください!
目次
オリーブの特徴
オリーブは地中海地方原産のモクセイ科の常緑樹で、最も古いハーブと言われています。
地中海沿岸諸国では古くからオリーブの葉を民間薬として用いてきました。実とともにオリーブの葉の健康効果が知られていたからでしょう。
オリーブと言えば種子から作るオリーブ油が有名ですが、その他にもオリーブ茶、化粧品、オリーブ染めなどに利用されています。
日本では香川県の小豆島がオリーブの栽培が盛んなことで有名ですね。
オリーブ茶はオリーブの香りで味は薄く、苦味が少しあるのが特徴です。
成分と効果
オリーブの葉には次のような成分が含まれています。
では期待できる効果を一つずつ見てみましょう!
便秘の解消
オリーブ茶に含まれるオレイン酸には便の滑りをよくする潤滑油のような働きがあり、便を出やすくします。
また大腸を刺激してぜんどう運動を促すため、便秘の解消に効果があります。
コレステロール値を下げる
オレイン酸は悪玉コレステロールを減らす効果があります。
悪玉コレステロールは正常の量ならば体に必要なものなのですが、増えすぎると危険なのです。
乳製品や肉の脂身を摂りすぎると悪玉コレステロールが増え、溜まった悪玉コレステロールが酸化すると動脈硬化などを引き起こしてしまうからなのですね。
動脈硬化が進むと脳出血や心筋梗塞などの命にかかわる病気につながるので、悪玉コレステロールを増やさないことが大切です。
血圧を下げる
オリーブ茶に含まれるオレウロペインはポリフェノールの一種で、血圧を下げる効果があるため、高血圧の予防や改善に効果が期待できます。
血糖値を下げる
オレウロペインには血糖値を下げる効果もあります。そのため糖尿病の予防や改善に効果が期待できます。
抗菌・抗ウイルス効果
オレウロペインには抗菌・抗ウイルス効果もあり、病原菌から体を守り、免疫力を高める働きがあります。
そのため風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症の予防や改善に効果が期待できます。
美肌効果
オレウロペインには強力な抗酸化作用があり、ビタミンEに匹敵するほどと言われます。
活性酸素はシミやシワなどの肌の老化の原因となるのですが、抗酸化作用によって活性酸素が除去されるので、美肌にもいいのですね。
オリーブ茶にはビタミンEも豊富に含まれるので、一層強い抗酸化が期待できます。
またオレウロペインはコラーゲンの生成を助けたり、シミの原因となる黒色メラニンの生成を抑え、透明感のある白い肌をつくる肌色メラニンの生成を促す働きもあり、美白・美肌に効果的です。
生活習慣病の予防
活性酸素は高血圧や心臓病、大腸がんなどの生活習慣病も引き起こします。
オレウロペインの抗酸化作用により、生活習慣病の予防にも効果的です。
副作用はある?
オリーブ茶にはカフェインが含まれていません。
副作用はないとされるので、妊婦さんや授乳中の人、子どもでも安心して飲むことができます。
妊娠中に不足しがちなカルシウムや鉄分も豊富ですし、妊婦さんに多い便秘の解消にも効果的です。
美肌効果もあるので特に女性におすすめですよ。
ただ血圧を下げる効果があるので、低血圧の人、血圧を下げる薬を服用している人は注意しましょう。
飲み方
オリーブ茶は1日にどれくらい飲んだらいいという決まりはありませんが、大量に飲んだからといって、すぐに効果が現れるわけではないので、飲みすぎない程度にしておきましょう。
オリーブ茶には少し苦味があり、冷めてくると苦みが増すため、温かいうちに飲んだほうがいいでしょう。
苦味が苦手な人はハチミツや砂糖で甘みをつけるのもいいですし、他の茶葉と混ぜると飲みやすくなります。
まとめ
オリーブ油は健康にいいことで有名ですが、オリーブ茶も負けないくらい体にいい効果がたくさんありますね。
オリーブ油をそのまま飲むという健康法もありますが、カロリーもありますし、油を飲むのはちょっと・・・という人も少ならからずいるでしょう(私もそうです)。
その点オリーブ茶はカロリーも少なく、太る心配もありません。食事の時に一緒に飲めますしね。
即効性は期待できないかもしれませんが、毎日続けることで少しずつ体調もよくなるでしょう。