センナ茶が便秘に効く!危険な副作用にも注意!

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便秘にはセンナとすぐ思いつくほど便秘の人には馴染み深いものではないでしょうか。

センナは即効性があり強力な便秘薬として昔から使用されていますが、薬には抵抗があるという人には手軽に飲めるセンナ茶がオススメです。

しかし頑固な便秘だからと、せっせと飲んでどかどか出す前に副作用についても知っておく必要があります。

お茶だからといって決して安心安全というわけではないのですね。

センナ茶で適切にかつ効果的に便秘を解消するために、注意点もしっか押さえておきましょう。

センナ茶の成分と副作用

まずはセンナ茶の成分について見ておきましょう。

センナの葉と実は医薬品として扱われますが、茎の部分は食品扱いになります。

茎は葉や実と比べると効き目は緩やかですが、成分は同じです。

センナにはセンノシドという腸のぜんどう運動を活発にし、排便を促す成分が含まれているので、便秘の解消に効果があります。

しかしセンノシドは便を柔らかくするのではなく、腸を直接刺激する下剤成分です。

長期に渡って摂り続けると、腸に負担をかけるということは覚えておきましょう。

またセンナにはアントラキノン誘導体という下剤にも配合される成分が含まれています。

これもセンノシド同様、腸のぜんどう運動を活発にし排便を促す効果があるのですが、長期間摂り続けることで大腸メラノーシスという大腸の粘膜が黒く変色してしまう状態になる可能性があるのです。

すると腸の動きが悪くなり、センナ茶を飲んでも効かなくなってくるのです。

いわゆる耐性ができたという状態ですね。

その他、センナ茶を飲みすぎたり濃くしすぎると、下痢や腹痛といった副作用が起きる危険もあるのです。

大腸が黒くなったりお腹が痛くなったりと聞くと怖そうですが、あくまで摂り過ぎが原因です。

適度に取り入れれば便秘の強い味方になってくれますよ。

女性にうれしいダイエット効果も

センナ茶は便秘の解消に効果があるだけではありません。

主成分のセンノシドは腸のぜんどう運動を促すだけでなく、新陳代謝を活発にする働きもあるのです。

つまり老廃物を排出しやすくするので、排便にいいのはもちろんニキビやむくみの解消にもなるのです。

便秘になると肌も荒れがちになりますよね。

それがセンナ茶によって両方解決できるのです。

また新陳代謝がよくなると血流がよくなるので冷えにも効果的ですし、太りにくい体になりダイエットにもなります。

便秘を解消するだけで体にいい効果だらけですね。

口コミからわかる効果

実際のセンナ茶の効果について口コミから見てみましょう。

健康食品として販売されているセンナの茎の部分を使った【中村カイロ協会 センナ茎茶】の口コミから引用しました。

安すぎるので心配もありましたが、飲みやすく、お通じはしばらくしてから来ます。個人差もあると思いますが、私には合っていたみたいです。
30代女性
香ばしくて飲みやすいです。すぐに、お腹にきました。トイレが行きたくなります。これが効果なのかな?
40代女性
人によるでしょうが、私には効果ありませんでした。
30代女性
口コミのまとめ
効果あり・なしの人がいますね。センナ茎茶は作用が緩やかに出ます。

葉が使われているセンナ茶の方は医薬品としての扱いになるので、効果はより強くなります。

センナ茎茶で効果がなければ葉のほうを試してみるのもいいでしょう。センナ茶は初めてという人は茎茶から試したほうがいいですね。

おすすめの人とおすすめできない人

おすすめの人

弛緩性便秘の人

弛緩性便秘は日本人に一番多く、腸のぜんどう運動が低下し便を押し出すことができない便秘のことです。

センノシドは腸を直接刺激するので、弛緩性便秘の人に効果があるのです。

おすすめできない人

妊娠中・授乳中の人

妊娠すると便秘になる女性は多いので、手軽にお茶で解消したくなりますが、センノシドは下剤作用があります。

そのため妊娠中に摂れば子宮収縮を引き起こし、流産や早産となる危険性がありますし、授乳中であれば乳児に下痢が起きる可能性があります。

妊婦さんや授乳中の人でも飲める下剤成分の入っていない便秘茶はこちらでご紹介しています。

けいれん性便秘の人

けいれん性便秘とはストレスなどにより自律神経が乱れて腸がけいれんし、便が詰まりやすくなることで起こる便秘のことです。

うさぎのフンのようなコロコロした便が出たり、便秘と下痢を繰り返すという特徴があります。

このタイプの便秘の人は腸が過敏になり、ぜん動運動が強くなっている状態なので、腸を刺激するセンノシドは効果がないのですね。

便秘が改善するどころか、お腹が痛くなったりと逆効果なので飲むのはやめましょう。

ダイエット目的の人

センノシドは新陳代謝を活発にする作用もあるので、ダイエットにも効果的なのですが、それだけを目的にセンナ茶を飲むのはオススメできません。

センノシドは強制的に排便を促すので、腸にやさしくはないのです。

あくまで便秘解消の手助けをしてくれるものなので、体への負担を考えると便秘以外の目的で飲むのはよくないですね。

効果的な飲み方と時間

センナ茶は下剤成分が入っているので、飲みすぎたり濃すぎたりすると下痢や腹痛が起きる可能性があります。

ティーバッグになっていて濃さを調節できるので、軽い便秘の人ならまずは薄めで試したほうがいいでしょう。

それで効果がなかったら少しずつ濃くしていったほうが安全です。

また、毎日飲んでいると腸が刺激に慣れ、耐性ができる可能性がありますし、アントラキノン誘導体によって大腸が黒くなることがあります。

センナ茶に頼り切るのではなく、日を空けて飲むほうが効果は長続きしますし、腸への負担も減りますよ。

初めてセンナ茶を飲むときは休日の前の夜や休日に飲んだほうが安心です。

いきなり下痢するなんてこともありえますから。

飲んでからおよそ8時間から10時間ほどで腸が働くので、夜寝る前に飲むと朝に出るという理想的(?)な形が作れるでしょう。

夜出したい人はお昼に飲むといった感じですね。

まとめ

センナ茶は適度に飲めば便秘の解消に役立つし、肌にもいいです。

しかしセンナ茶は便秘を根本的に解決するものでありません

長期間飲み続けることでだんだん効かなくなってきたり、センナ茶なしには排便できない依存症になってしまう可能性もあります。

ずっと頼り続けるのではなく、一時的に便秘を解消するものとして上手に利用しましょう。

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