アルファルファは「野菜の王様」と言われるくらい栄養価が高く、さまざまな効果が期待できます。
その一つが便秘の解消なのですね。
食べるだけでなく、お茶として手軽に摂れるのが魅力です。
他にも女性にうれしい効果がいっぱいありますので、副作用もあわせてご紹介します。
ただ即効性は期待できないので、すぐにでも便秘を解消したい人は管理人おすすめの便秘茶をご覧ください!
目次
アルファルファの特徴
アルファルファは西アジア原産のマメ科ウマゴヤシ属の多年草で、ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥やし)、糸もやしとも呼ばれます。
牧草やサラダなどとして利用され、葉の部分がハーブティーとして飲用されています。
アルファルファティーという名前のおかげで知らない人が聞いても、ハーブティーだろうなと思わせますが、馬肥やし茶では飲む気が失せそう(笑)。
根は5~10mにもなるため土壌の栄養分をたっぷり吸い上げることができ、ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれているのが特徴です。
アルファルファは「最高のたべもの」という意味があり、「すべての食物の父」とも呼ばれています(母ではないのね)。
風味は緑茶に似て、草特有の香りがあります。
成分と効果
アルファルファには次のような成分が含まれています。
では期待できる効果を一つずつ見てみましょう!
便秘の解消
アルファルファティーには食物繊維が多く含まれており、腸内環境を整えるため、便秘の解消に効果的です。
便秘が解消されると老廃物が排出されるようになるので、肌荒れの改善など美肌効果も期待できます。
さらに腸内環境がよくなることで、太りにくい体質になりダイエットにもなるのですね。
デトックス効果
アルファルファティーに多く含まれる葉緑素は体内の毒素や老廃物を吸着し、体外へ排出する効果があります。
葉緑素は腸の働きをよくする効果もあるため、便秘の改善にも効果が期待できます。
コレステロール値を下げる
葉緑素は血中のコレステロール値を下げ、血液をサラサラにする働きもあるため、動脈硬化や高血圧の予防に効果が期待できます。
貧血予防
貧血予防には鉄分も必要ですが、鉄分だけでは血液にならず葉緑素が必要です。
アルファルファティーにはその両方が含まれています。
葉緑素は緑の血液とも呼ばれ、体内でヘモグロビンの生成を助けて造血作用を促進する効果があるため、貧血予防に効果的です。
むくみの改善
アルファルファティーには利尿作用のあるカリウムも含まれています。
カリウムはむくみの原因である余分な水分や塩分を排出する作用があるため、むくみの改善に効果があります。
またカリウムは血圧を下げる働きもあるため、高血圧の予防になります。
骨粗しょう症の予防
骨量は加齢とともに減少します。骨粗しょう症になると腰痛・脊椎が変形したり、骨折をしやすくなるので、予防が大切です。
骨粗しょう症の予防にはカルシウムだけでなく、マグネシウムやタンパク質、リン、ビタミンA、B、C、Kも大切なのですが、アルファルファティーにはそれら栄養素が豊富に含まれているため、骨粗しょう症の予防に効果的です。
疲労の回復
必須アミノ酸は体内で作られないため、食事などで摂取する必要があるのですが、アルファルファティーには9種類の必須アミノ酸の内、8種類が含まれています。
必須アミノ酸は疲労の予防や回復に効果が期待できます。
更年期障害の改善
閉経前後に女性ホルモンが減少すると、イライラやほてりなど更年期障害の症状が起こります。
アルファルファティーに含まれるファイトエストロゲンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、更年期障害の改善に効果が期待できるのですね。
またエストロゲンが減少すると、骨量も急激に低下して骨粗しょう症の危険性が高まります。
そこで骨粗しょう症の予防にもファイトエストロゲンが役立つのです。
以上、アルファルファティーの効果を挙げましたが、他にも強壮や健胃にも効果があるとされます。
副作用はある?妊婦さんは注意!
アルファルファティーにはエストロゲン様作用があるため、過剰摂取はホルモンバランスに影響を与える可能性があります。
そのため妊娠中・授乳中の人は飲用を避けるか、飲用の前に医者に相談してください。
飲み方としては1日3回程度飲むのがいいです。
早く効果を出したいからといって、大量に飲んでもかえって体調を崩す可能性があるので、適量を心がけたいですね。
まとめ
アルファルファといえばもやしとして食べることが多いと思いますが、毎日食べるとなったら飽きてくるかもしれません。
その点、ハーブティーなら食事の時に毎日気軽に摂ることができますね。
アルファルファティーは栄養が豊富で、便秘の解消などいろいろな効果が期待できます。
即効性はありませんが、毎日続けて飲むことで体調もよくなるでしょう。