ほうじ茶は日本人なら一度は飲んだことのある日本茶ではないでしょうか。

最近ではほうじ茶ラテだのほうじ茶入りチョコレートだのと、ほうじ茶を使った飲食物が次々と生まれているので、若い人にも馴染みの深いお茶だと思います。

でもあまりに身近すぎてその効果を考えたことのある人はあまりいないかもしれませんね。

実は女性に多い便秘の解消にも効果があるのです!

ただ健康茶なので即効性は期待できません。飲んだらすぐにスッキリできるわけではないんですよね。

1日も早く便秘を解消したいという人は管理人おすすめの便秘茶をご覧ください!

便秘解消以外の効果も知りたい人は続きをどうぞ。

ほうじ茶の成分と効果

便秘の解消

ほうじ茶には苦味成分のカテキンが含まれ、悪玉菌が増えるのを抑え善玉菌を増やす作用があるため腸内環境が整い、便秘の解消になります。

リラックス効果

ほうじ茶に含まれる旨味成分のテアニンにはリラックス効果があります。

テアニンの含有量は緑茶のわずか100分の1なので、それほど効果はなさそうなのですが、ほうじ茶にはピラジンという香り成分も含まれます。

このピラジンにもリラックス効果があり、緑茶よりも豊富に含まれているのです。

テアニンとピラジンによってリラックスできるわけですね。

ほうじ茶を飲んでほっとするのには理由があったのです。

またストレスは便秘につながります。

うさぎのフンのようなコロコロした便が特徴のけいれん性便秘の人はストレスが原因なので、リラックスするのが大切。

ほうじ茶でストレスを軽減しましょう。

冷えの改善

ピラジンには血流をよくする作用があるため、体を温める効果があります。

冷えから便秘になることがあるので、特に便秘の人は体を温めるのが大事ですね。

殺菌・抗菌作用

カテキンには殺菌・抗菌作用もあります。そのため虫歯予防や風邪予防に効果的です。

また口臭予防にもなるので、食後に歯を磨く時間がなければほうじ茶でうがいするのもいいでしょう。

そのまま飲み込んでもいいですが、あまり人前でやらないほうが引かれなくて済みます(笑)。

体臭・口臭予防

ほうじ茶に含まれるクロロフィルには消臭効果があるので、体臭や口臭予防になります。

またポリフェノールも豊富に含まれるので、口臭対策に効果的です。

抗酸化作用

ほうじ茶にはビタミンCも含まれ強い抗酸化作用があります。

活性酸素を除去して病気や老化を予防してくれるのです。

またビタミンCには美肌効果があるため、女性にうれしい成分ですね。

血糖値の上昇を抑える

カテキンには腸からの糖の吸収を抑える働きがあるため、食前や食事中にほうじ茶を飲むことで血糖の上昇を抑える事ができ、ダイエットにつながります。

このようにほうじ茶にはいろいろな効果があることがわかりますね。

副作用はある?妊娠中は注意!

ほうじ茶に副作用はありません。

苦味や渋味が少ないので胃への負担も少なく、病気の人でも安心して飲むことができます。

ただ少ないながらカフェインが含まれるため、妊娠中の女性は注意が必要です。

妊娠中はカフェインの摂取は控えるように言われますが、摂りすぎると流産や早産の危険があるからですね。

授乳中であれば赤ちゃんにカフェインが母乳を通して移り、赤ちゃんが夜泣きしたり寝付きが悪くなることもあります。

またカフェインに含まれるタンニンが妊婦さんに必要なカルシウムや鉄分の吸収を阻害し、カルシウム不足や貧血になる可能性もあるのです。

ほうじ茶に含まれるカフェインの含有量は100ml当たり約20mgと煎茶と同じくらいで、コーヒーの約60mgと比べても3分の1です。

妊婦さんが1日に摂取してもいいとされるカフェイン量は100mgくらいなので、ほうじ茶なら1日500mlになります。

飲みすぎなければ大丈夫ですが、カフェインが含まれているのが気になる妊婦さんもいるでしょう。

実はカフェインが含まれていないほうじ茶もあるのです。

【やさしいデカフェ ほうじ茶】もその一つ。妊婦さんにはこちらがおすすめですよ!

飲むタイミング

ほうじ茶はカフェインが少ないので、夜寝る前に飲んでも大丈夫ですが、気になるようなら茶葉を少なくしたり、低温で淹れる事でカフェインの抽出量が少なくなります

カフェインが少ないと利尿作用も弱いので、トイレが気になる人も安心ですね。

ほうじ茶にはピラジンという香り成分にリラックス効果があるので、寝る前に香りだけかいでリラックスして眠るというのもいいでしょう。

沸騰させたお湯を冷めないうちに淹れると香りを最大限に引き出せます。

ダイエット効果を求めるなら食前か食事中に一緒に飲みましょう。

血糖の上昇を抑えることができ、また水分を摂ることで満腹感を得やすくなり食べ過ぎを防げます。

玄米茶との違いは?

ほうじ茶と玄米茶。似ているようで違うのでここで違いをはっきりさせておきましょう。

ほうじ茶は煎茶や番茶などを褐色になるまで強火で焙煎したお茶のことで、玄米茶は炒った玄米に煎茶や番茶などをほぼ同量の割合で加えたお茶のことです。

原料だけ見ると玄米が入っているかいないかの違いですが。

カフェインはほうじ茶が100ml当たり約20mgなのに対し、玄米茶は約10mgと半分。

なのでカフェインが気になる妊婦さんには玄米茶のほうがおすすめ。

カロリーはどちらも0なので、ダイエット中でも安心して飲むことができますし、どちらもダイエットに効果的です。

またほうじ茶も玄米茶も便秘の解消に効果がありますが、玄米茶には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方がバランスよく含まれています

便秘だからとやみくもに食物繊維を摂ればいいというわけでなく、このバランスが大切なんですね。

便秘の人が水に溶けない不溶性食物繊維ばかり摂っても、便のかさが増えるだけでかえって便秘がひどくなるのです。

便を柔らかくする水溶性食物繊維も摂ることが必要なのですね。

ほうじ茶は冷えやストレスを緩和するので、それらが原因で便秘になっている人にピッタリです。

玄米茶について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

まとめ

ほうじ茶は普段飲むお茶として利用している人が多いようです。

体にいい効果を知ればもっと飲みたくなるかもしれませんね。

ただし即効性はないので、健康のために気長に飲むといいですね。

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