紅花茶は「女性に優しい健康茶」と言われるほど、特に女性の悩みを解消する効能がいっぱいあるハーブティーです。
紅花茶には体を温めて血液の循環を促す作用があるため、生理痛など女性特有の症状を改善する効果があるんです。
女性に多い悩みといえば便秘ですが、紅花茶は便秘の解消にも効果的なんですよ。
お茶を飲むだけでスッキリできるなら楽ではありませんか。
しかし健康茶なので、すぐに効果が現れるわけではありません。飲み続けることで徐々に体調がよくなるもなのですよね。
ですからすぐにでも便秘をスッキリ解消したいという人は管理人おすすめの便秘茶をご覧ください!
紅花茶の詳しい効果や副作用を知りたい人は続きをお読みくださいね。
目次
紅花の特徴
紅花はキク科ベニバナ属の一年草で、エジプトが原産と言われ、世界各地で栽培されています。
日本へは飛鳥時代にシルクロードを渡って伝えられたと言われていますが、はっきりとはわかっていません。
江戸時代には日本各地で栽培され、染料として用いられてきました。
赤い色や口紅は紅花から取れる色のため、紅というそうです。なるほど~。そんな由来があったのですねぇ。
現在、紅花は山形県の最上川中流域の村上地方で栽培されているものが有名で、最上紅花は高品質となっています。
紅花は染料のほか、薬用や食用、ベニバナ油(サフラワー油)の原料として用いられています。
紅花の花を乾燥させたものは生薬の紅花(こうか)として、紅花茶(サフラワーティー)に利用されているのですね。
紅花の名の通り、お茶は赤い色で独特の香りがあるのが特徴です。
成分と効果
紅花茶には次のような成分が含まれています。
この中でもビタミンE、リノール酸、食物繊維が豊富に含まれています。
では期待できる効果を一つずつ見てみましょう!
便秘の解消
オレイン酸は便の滑りをよくして排便しやすくしたり、腸のぜん動運動を促す作用があるため、便秘の解消に効果的です。
また食物繊維やフラボン、カルコンには整腸作用があるため、便秘や下痢の解消に役立ちます。
生活習慣病の予防
オレイン酸とリノール酸は悪玉コレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化や心臓病、高血圧といった生活習慣病の予防に効果が期待できます。
またビタミンEには強力な抗酸化作用があり、老化や生活習慣病などの原因となる活性酸素を除去する働きがあるのです。
更年期障害の軽減
ビタミンEには女性ホルモンバランスを整える作用があり、生理前症候群や生理痛、生理不順などを改善する効果や、更年期障害の症状を緩和する効果があります。
冷えの改善
ビタミンEは毛細血管を拡張させて血流をよくする作用もあるため、冷えや肩こりの改善が期待できます。
冷えから便秘になる人もいますから、冷え性で便秘という人はまず体を温めることが大切なのですね。
美肌効果
ビタミンEの抗酸化作用により、シミやシワなどの肌の老化が予防できます。
さらに血流がよくなることで、細胞の新陳代謝が活発になるため、美肌効果を期待できます。
母乳の出をよくする
紅花茶には母乳の出をよくする効果もあるようです。
『紅花茶で300人もの母親の母乳の出が良くなり婦人病も回復した』という記事が「からだ守り隊」の中で紹介されています。
それによると母乳の出が悪いのは、体の血液の巡りがよくないからで、紅花茶の血液の循環を促す作用が母乳の出をよくするのに効果的だというのです。
また、山形では母乳の出が悪い出産後の女性に、紅花茶を飲ませる習慣があったそうですよ。
やはり効果があるから受け継がれてきたのでしょう。
副作用は?妊婦さんは注意!
紅花はキク科なのでキク科の植物にアレルギーのある人は紅花茶は飲むのを控えましょう。
紅花茶にはカフェインは含まれていませんが、妊娠中は禁忌とされます。
それは紅花には活血(血を巡らせる)、通経作用(生理を促し、生理周期を整える作用)があるため、妊婦さんや妊娠の可能性のある人、月経過多の人は飲んではいけないのですね。
妊婦さんでも安心して飲める便秘茶はこちらでご紹介しています。
また、出血の危険性を高めるので、胃潰瘍がある人や手術を控えている人も飲むのは控えましょう。
口コミから効果を確認
楽天の紅花茶の中で口コミ数の多い「森のこかげ」の紅花茶から口コミをご紹介します。
更年期障害に効果
生理が順調
快便になった
肌荒れが改善
熟睡できる
まとめ
紅花茶は更年期障害の症状を軽くしたり、便秘や冷えを解消したりと女性にうれしい効果がたくさんありますね。
まさに女性のためのハーブティーではないでしょうか。
ただ、飲んでも誰にでも同じように効果が期待できるわけではないので、健康にいいお茶として、気長に飲むのがいいですね。