便秘に効果的なお茶はたくさん販売されていますが、飲み方を間違えると大変な目に合う可能性もあります。

便秘茶は薬ではないので、1日にいつ、どれだけ飲んでも大丈夫だろうと考える人もいるかもしれませんが、そんなことはないんですよね。

お茶とはいえ適切な飲み方があるんです。

便秘茶の効果を最大限に引き出し、安全に飲むためにここで確認しておきましょう!

便秘茶の種類で飲み方が違う

便秘茶には黒豆茶やプーアール茶のようにドラッグストアでも購入できるものと、インターネット限定のものがあります。

ネット限定の便秘茶には【モリモリスリム】のようにキャンドルブッシュが含まれているものが多いのが特徴です。

キャンドルブッシュにはセンノシドという下剤成分が含まれているので、飲み方には特に注意しなければなりません。

キャンドルブッシュ入りのお茶・キャンドルブッシュなしのお茶で、飲み方を次でご説明します。

キャンドルブッシュ入りの便秘茶はこう飲もう

自分に合った濃さを見つける

キャンドルブッシュは便秘茶に人気の原料で、センノシドが腸を直接刺激して排便を促すため即効性がありますが、それゆえに飲み方には要注意です。

排便効果が非常に高いため、飲みすぎたり濃く淹れて飲むと、腹痛や下痢を引き起こす可能性があるんですね。

そのため自分に合った適切な量と濃さを見つける必要があるんです。

キャンドルブッシュ入りの便秘茶はどれも注意点として「最初は薄めで少しずつお飲みください」というように書いてあります。

ですからティーバッグを浸す時間の標準が3分なら、1分や2分から始めたほうがいいのですね。

軽度の便秘の人なら特に最初の1杯は薄め、少なめで飲むのがおすすめですよ。

それで効果がなければ少しずつ濃くし、量を増やすといいでしょう。

この時濃さは目で見るのではなく、きちんと時計で計ることが大切です。

そうすることで自分にピッタリの濃さがわかるようになりますよ。

また最初飲む時は休日や出かける予定のない日に飲むことを強くおすすめします。

濃さを間違えるとトイレにこもりっぱなしになる危険もありますから(笑)。

飲む時間も大事

飲む量は便秘の程度に合わせて1日1~2杯、飲む時間としては食事中や食後に飲むことで効き目が穏やかになります。

空腹時は吸収がよいので避けたほうがいいでしょう。

また、腸は寝ている間に働くので、夕食後に飲むと朝スッキリという理想的な形が作れますよ!

毎日飲むのは避ける

キャンドルブッシュに含まれるセンノシドは下剤と同じように、とり続けることで耐性ができることがあります

つまりだんだん効かなくなってくるんですね。量を増やさないと出にくくなるんです。

また習慣化するとお茶なしでは出せなくなります。

キャンドルブッシュは自然な排便を促すものではなく、腸を刺激して無理に排便させているものなので、とり続けると腸にも負担になります。

便秘を根本的に解消するわけではないので、依存し過ぎないようにしたほうがいいでしょう。

便秘茶でたまっていたものをスッキリ出せたら、食事に気をつけたり、適度な運動をしたりして、自力で便秘を解消するのが理想ですね。

それが難しいのなら毎日飲むのは避けて、数日に一回飲むとかにしたほうが耐性がつきにくくなり、効果も続きます。

キャンドルブッシュが入っていない便秘茶はこう飲もう

こまめに飲む

キャンドルブッシュが入っていない便秘茶は効き目が穏やかで、即効性はありません。

副作用も少ないのが多いので、飲み過ぎさえしなければ安心して飲むことができます。

一度にたくさん飲むよりもこまめに少しずつ飲むのがおすすめです。

体が一度に吸収できる水の量は200ミリリットルとされるので、早く効果を出したいからと一度にガブガブ飲むのは避けましょう。

飲む時間は朝が特に効果的

飲む時間としては朝起きた時にまず1杯飲むのがおすすめです。腸が刺激され動き出しますよ。

冷たいものは腸の動きを悪くするので、温かいものを飲みましょう。

カフェインが含まれているお茶なら空腹時に飲むのは体に悪いので、食事と一緒に飲むのがいいですね。

継続する

飲めば翌日に出るという即効性はないので、気長に続けることが大切です。

食生活を変えてから腸が整うまで約3ヶ月かかると言われるので、悪玉菌の多い便秘の人は1週間や1ヶ月飲んで効果が現れなくても諦めてはいけないのですね。

種類を見極める 

便秘に効果的なお茶ならどれでもいいというわけではなく、便秘の種類によって選ぶ必要があります。

カチカチ便の人は水分が足りていないので、便を柔らかくする水溶性食物繊維の多く含まれているお茶が効果的。

ダイエットなどで食べる量が少なくて便秘の人は、便のかさを増やす不溶性食物繊維の多く含まれているお茶が効果的。

過敏性腸症候群の人は胃腸の働きを整え、リラックス効果のあるお茶が効果的。

便が硬いのに不溶性食物繊維が多いお茶を飲むと、かえって便秘が悪化するので、自分の便秘の状態に合わせてお茶を選ぶのが大切なんですね。

まとめ

お茶とはいえ「ただ飲めばいい、水代わりにガブガブッ」ではよくないことがおわかりになったと思います。

自分の便秘の状態を見極めて、それに合った飲み方が大事なんですね。

お茶は手軽に便秘を解消できるものなので、適切に取り入れましょう!

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