ジャスミン茶は美容や健康にいいとして女性に人気が高いお茶ですね。
ダイエットにも効果的なことから愛飲している女性も多いと思いますが、便秘の解消にも有効なのです。
ジャスミン茶の香りに癒やされながら、毎日すっきりできたらうれしいですよね。
しかし飲み過ぎには注意が必要です。その理由とは?
ここでは他に期待できる効果や副作用もご紹介していますのでじっくりお読みください!
目次
ジャスミン茶の特徴
ジャスミン茶は中国茶の一つで、中国名では茉莉花茶(モーリーファーチャ)と言われます。
一般的に緑茶にジャスミンの花の香りを吸着して作られており、花茶の代表的なお茶として、花茶生産量の約80%を占めています。
いわゆるフレーバーティーなのですね。意外にも原料は緑茶だったのです。
私はそれを知らず、ジャスミンという茶葉があるのだとばかり思っていました(笑)。
高級なものだと緑茶ではなく、ウーロン茶や白茶を使用する場合があります。
沖縄には「さんぴん茶」というお茶がありますが、ジャスミン茶を表す中国語の「シャンピェンツァー」がなまったもので、ジャスミン茶とは基本的に同じものです。
ジャスミン茶は爽やかでほんのり甘いまろやかな味が特徴です。
成分と効果
ジャスミン茶には次のような成分が含まれています。
では期待できる効果を一つずつ見てみましょう!
便秘の解消
ジャスミン茶に含まれるカテキンは善玉菌を増やす働きがあるため、便秘の解消に効果的です。
またカフェインにも腸を刺激し便通を促す働きがあり、便秘の解消に役立ちます。
生活習慣病の予防
カテキンには強い抗酸化作用もあります。
カテキンは体をサビさせる活性酸素の発生を抑えるので、活性酸素が原因で引き起こされる肌の老化や生活習慣病の予防になるのです。
カテキンはコレステロールを減らす働きもあるため、動脈硬化の予防に効果が期待できます。
ダイエット効果
カフェインは脂肪の分解を促進するリパーゼという酵素を活性化します。
それにより脂肪が燃焼しやすくなるのです。
ジャスミン茶の香り成分であるベンデルアセテートやタンニンにも脂肪の燃焼を促進する効果があります。
そのためジャスミン茶は食事の時に飲むと効果的です。
ジャスミン茶を飲むだけでなく、運動も頑張るという人は運動前に飲むのも効果的です。
それは脂肪を燃焼しやすくするカフェインの効果が出るのが摂取してから30分後だからなのですね。
リラックス効果
ベンデルアセテートには自律神経の緊張を緩め、気持ちを落ち着かせてくれる効果もあります。
ストレスはさまざまな病気を引き起こすので、ジャスミン茶でゆったりする時間も取りたいですね。
美肌効果
ジャスミン茶に含まれるビタミンCとビタミンEには美肌効果があります。
ビタミンCは皮膚のメラニン色素の生成を抑えたり、コラーゲンの合成を助ける働きがあります。
そしてビタミンEは毛細血管を拡張させて血流をよくする作用があり、それによって細胞の新陳代謝が活発になるので、美肌効果を期待できます。
またビタミンCとEには抗酸化作用もあるため、シミやシワなどの肌の老化を予防できます。
口臭・体臭予防
ジャスミン茶には抗菌・消臭効果があるため、口臭と体臭の予防に効果的です。
食後のニオイが気になる時はジャスミン茶を飲むと口の中がさっぱりしますよ。
二日酔い予防
タンニンは二日酔いの原因となるアセトアルデヒドと結合して、排出を促す作用もあります。
そしてビタミンCはアセトアルデヒドの分解に役立ちます。
そのためジャスミン茶は二日酔いの予防にも効果的なのですね。
ジャスミン茶を飲むと眠れない?
ジャスミン茶にはリラックス効果があるので、寝る前に飲むとぐっすり眠れそうな感じがしますよね。
杏里さんの「オリビアを聴きながら」という曲にも『ジャスミンティーは眠りを誘う薬』との歌詞があるので、安眠効果が期待できそうですが。
しかし、ジャスミン茶には緑茶と同じ量のカフェインが含まれているので、覚醒作用があり、寝る前に飲むと目が冴えてしまうでしょう。
もう何年も前ですが、テレビで杏里さんが『ジャスミンティーは眠りを誘う』の歌詞について、「逆でした」と謝られていた記憶があります。
この歌詞を聞いて安眠効果を期待して、夜寝る前に飲んでいた杏里さんのファンもいるのではないでしょうか。
そして「あれっ眠れないな」と。
さらに高級なジャスミン茶ならウーロン茶や白茶を使用しています。
ウーロン茶は緑茶とカフェイン量は同じですが、白茶は銘柄によってはカフェイン含有量が高い場合もあります。
カフェインが多いジャスミン茶は特に寝る前に飲むのは避けたほうがいいでしょう。
副作用はある?妊婦さんは注意!
ジャスミン茶は便秘の解消に効果的ですが、摂りすぎると便秘がひどくなることもあります。
それはタンニンに便を固くする作用がある上、カフェインの利尿作用により水分が失われ、便が固くなるからなのです。
そのため飲み過ぎないように注意が必要です。
妊婦さんもカフェインの過剰摂取は早産・流産の危険があるので、飲みすぎないようにしましょう。
またタンニンは鉄分の吸収を阻害します。妊婦さんや貧血気味の人は食事中や食後すぐに飲むのは控えたほうがいいですね。
授乳中もカフェインが母乳を通じて赤ちゃんに移行し、赤ちゃんのイライラや不眠につながります。
妊娠中や授乳中にジャスミン茶が飲みたいならば、カフェインが含まれていないデカフェのものがあるので、そちらを選んだほうが無難ですよ!
まとめ
ジャスミン茶にはいろいろな効果がありますね。
便秘の解消やダイエット、美肌効果と女性にうれしい効果がたくさん見込めます。
とは言え飲めばすべての効果が現れるわけではありません。
飲んですぐに体調がよくなるものでもないので、毎日気長に飲み続けることが大切です。