妊娠前は快便だった人でも妊娠を機にひどい便秘になる女性は多いものです。

とはいえ妊娠中は下剤を飲むわけにはいかないし、病院で処方される薬を飲むことに抵抗のある人もいることでしょう。

できれば自然なもので解消したいですよね。

お茶ならばお湯を入れるだけで楽なので、妊婦さんでもとりやすいのではないでしょうか。

そこでここでは妊婦さんでも安心して飲める便秘茶をご紹介します。

妊娠中でも安心の便秘茶

たんぽぽ茶

たんぽぽコーヒーとも呼ばれるもので、たんぽぽの根などを粉砕したお茶です。

妊婦さんや妊活中の女性によく飲まれています。

水溶性食物繊維のイヌリンが含まれていて、腸内環境を整えるのに効果的!

その他の成分は鉄分、カルシウム、カリウム、ビタミンA、B、C、Dなど。

ノンカフェインで鉄分の吸収を阻害するタンニンは少ないので安心です。

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するっと抹茶

妊婦さんの愛用者が多いお茶で、原料はグア豆、桑抹茶、てんさい糖の3つだけ。 水溶性食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富です。

グア豆は特別な酸を作り出し腸内環境を整えるため、便秘の解消に役立ちます。

桑抹茶とは桑の葉を抹茶製法で微粉末にしたものなので、カフェインは含まれていません。

ルイボスティー

「不老長寿のお茶」と呼ばれ、鉄分やマグネシウム、カルシウム、亜鉛、カリウム、銅、マンガン、ナトリウムなどが含まれています。

整腸作用があるため便秘の解消に役立ちます。

ノンカフェインでタンニンも少ないので安心して飲めますよ。

妊娠中は注意の成分

便秘茶の中には妊娠中に控えたほうがいい成分が含まれているものもあります。

一つずつ見てみましょう。

カフェイン

コーヒーや緑茶、チョコレートなどに含まれるカフェインは集中力を高めたり、リラックス効果があることで知られていますよね。

妊婦さんがカフェインを控えたほうがいいのは、カフェインには血管の収縮作用があるため、流産や早産の危険性があるからです。

また、カフェインにはタンニンも含まれています。

タンニンは鉄分と結合し、カフェインの利尿作用により大切な栄養素が排出されてしまいます。

そしてカフェインの影響は母体だけではありません。

妊婦さんがとりいれたカフェインは胎盤から赤ちゃんに移行します。

赤ちゃんはカフェインをうまく排出する機能が未熟なので、赤ちゃんの体内にカフェインが蓄積されてしまうのです。

すると赤ちゃんに発育障害が起きたり、低体重児となったりとさまざまな危険性があるのですね。

妊婦さんが1日にとっていいとされるカフェイン量は日本では基準値が定められていませんが、100mg以内であれば問題がないとされます。

タンニン

カフェインのところでも触れましたが、タンニンは鉄分の吸収を阻害するため、摂りすぎると貧血になる可能性があります。

センノシド

センナやキャンドルブッシュ(別名ゴールデンキャンドルまたはカッシアアラタ)に含まれている下剤成分です。

キャンドルブッシュは便秘茶によく配合されている植物ですが、センノシドを妊娠中に多量にとると子宮収縮を引き起こし、流産や早産となる危険性があります。

中にはキャンドルブッシュの入ったお茶を妊婦さんでも大丈夫としているサイトもあるので、気をつけましょう。

アントラキノン誘導体

これも下剤成分でアロエやエビスグサ(ハブ茶)、カワラケツメイに含まれています。

妊娠中に便秘になるわけ

妊娠中に便秘になるのにはいくつか原因があります。

ホルモンが原因

妊娠するとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が盛んになりますが、これが腸のぜん動運動を抑える作用があるため、便秘になります。

食事や水分の減少

つわりのために食欲が落ちると食事量や水分の摂取量が減るため、便の量が少なくなって便秘したり、水分不足で便が硬くなります。

子宮の圧迫

子宮が大きくなると腸を圧迫するため、腸の動きが鈍くなり便秘になります。

運動不足

妊娠中は運動不足になりがちなため、便秘につながります。

このように妊娠中は便秘にならざるを得ないという状況です。

ストレスも便秘につながるので、リラックスできる方法を見つけるのも大切ですね。

まとめ

妊娠中は不安になったりしてストレスもたまりやすくなります。

お茶にはリラックス効果もあるため、便秘の妊婦さんは適度にとるのがおすすめですよ。

お茶を選ぶ時は成分をよく確認して、それでも不安ならお医者さんで確認してから飲みましょう。

いざ出産という時に、いきんだらうん◯も一緒に出てくるという事態は避けたいですね(笑)。

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