オオバコは古くから「薬草中の薬草」と言われ、民間薬として利用されてきました。
オオバコの全草を乾燥させて作るオオバコ茶はのどの痛みや咳を鎮める効果がありますが、便秘の解消にも役立つのです。
他に期待できる効果や副作用、飲み方までご紹介していますので、じっくりお読みください。
ただし即効性は期待できないため、1日でも早く便秘を解消したい人は管理人おすすめの便秘茶をご覧ください!
目次
オオバコの特徴
オオバコは東アジアやアメリカ、ヨーロッパ原産のオオバコ科の多年草で、日本全国に広く自生しています。
葉が大きいことから大葉子と名付けられました。
牛馬のひく車が多く通る道ばたに生えていたことから車前草(しゃぜんそう)とも呼ばれます。
地方によってガエルッパ、ゲーロッパなどの呼び名があり、その地方でない私にはゲーロッパはかなり衝撃的!
オオバコは雑草として有名ですが、生薬として日本薬局方(日本の代表的医薬品の性質、常用量などを規定した公定書)に収録されています。
意外と言ってはオオバコに失礼かもしれませんが、栄養が豊富な雑草なのですね。
オオバコ茶は草の香りで少し苦味があるのが特徴です。
成分と効果
オオバコ茶には次のような成分が含まれています。
では期待できる効果を一つずつ見てみましょう!
便秘の解消
オオバコ茶は腸内細菌のバランスを整え、腸の動きを活発にする作用があるため、便秘の解消に効果的です。
便秘が解消すると老廃物が排出されるようになるので、代謝が良くなり痩せやすくなってダイエットにもつながります。
便秘が原因の肌荒れも改善するので、たかが便秘とあなどれません。
便秘や下痢を繰り返す過敏性腸症候群の改善にも有効です。
のどの調子を整える
オオバコ茶に含まれるプランタギニンには消炎作用や保湿作用があります。
また、アウクビンには粘液の分泌を促進する作用や粘膜を修復する作用があるため、のどの痛みや咳を抑えるのに役立ちます。
利尿作用
アウクビンには利尿作用もあります。
体内の余分な水分や塩分を排出してくれるので、むくみの解消にも効果的です。
高血圧の予防
オオバコ茶に含まれるコリンには血管を拡張させて血圧を低下させる働きや、コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
そのため高血圧や動脈硬化の予防、ダイエットに効果が期待できます。
生活習慣病の予防
オオバコ茶に含まれるタンニンには抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは体に有害な活性酸素を除去する働きのことです。
活性酸素は体内に侵入した細菌やウイルスから体を守る働きがあるのですが、大量に発生すると細胞を酸化(サビ)させ、シミやシワなどの肌の老化や動脈硬化や癌などを引き起こしてしまうのです。
タンニンの抗酸化によって活性酸素が抑えられることで、動脈硬化などの生活習慣病や老化の予防になるのですね。
この他、オオバコ茶には眼精疲労、喘息、下痢、腹痛、ニキビなどにも効果があるとされています。
副作用はある?妊婦さんは注意!
オオバコ茶にはカフェインは含まれていませんが、オオバコは子宮の緊張を増加させると言われているため、妊婦さんは飲用を控えましょう。
授乳中の人も避けたほうがいいですね。
妊婦さんや授乳中の人でも飲める便秘茶はこちらを御覧ください。
また、飲みすぎると下痢や急な血圧の低下を引き起こすこともあるので、ゆるみがちの人、低血圧の人は注意してください。
そしてオオバコは「寒性」なので、体を冷やす効果があります。冷え性の人も飲み過ぎないようにしましょう。
飲み方
オオバコ茶はタンニンを含んでいるため、渋みや苦味を感じて飲みにくいと感じる人もいるかもしれません。
そんな時ははちみつを加えると飲みやすくなりますし、スギナ茶やハブ茶、ルイボスティー、よもぎ茶と相性がいいので、混ぜて飲むのもいいでしょう。
便秘の人なら冷たいのは避けて、温かいうちに飲むのがおすすめです。お腹が温まり、腸の血流が良くなって腸の動きが活発になりますよ。
口コミから効果を確認
楽天のオオバコ茶の中で一番口コミの多い「ほんぢ園」の国産オオバコ茶から口コミをご紹介します。
喘息が治った
便通が良い
咳・痰が改善
咳によい
鼻づまりが改善
まとめ
雑草と言われているのが不思議なほどオオバコは体にいいのですね。今まで踏みつけていたのが申し訳なくなりそうです。
オオバコ茶は風邪を引きやすい人や、便秘に悩んでいる人、生活習慣病を予防したい人におすすめです。
毎日飲むことで効果が現れやすくなるので、気長に続けたいですね。